保険診療について

保険診療は、被保険者である患者が保険料を保険者に支払うことで、医療機関にかかったときに医療費の一部を負担するだけで診療を受けられる仕組みです。

医療機関が審査支払機関に診療報酬を請求することで、保険者へ請求書が送られ、請求金額が審査支払機関へ支払われます。

保険診療は、医療費の自己負担が3割~1割になるため、経済的負担が少なくなります。

当院では、医療の透明化や患者さまへの情報提供を積極的に推進していく観点から領収書の発行の際に、個別での診療報酬の算定項目のわかる明細書を発行しております。

明細書には、使用した薬剤の名称や行われた検査の名称が記載されるものです。


令和6年診療報酬改定に伴う加算等について

令和6年度の診療報酬改定において、マイナンバーカードを中心とした医療DX(デジタルトランスフォーメーション)の推進が注目されています1。以下に、その概要と患者への影響について説明します。

 

医療DXの推進とは?

医療DXは、情報通信技術を活用して医療の質を向上させる取り組みです。

マイナンバーカードを活用し、薬剤情報や診療情報を診察室で活用できる体制を整備することで、効率的な医療提供を目指します。

 

マイナンバーカードの利用促進策

令和6年12月2日から健康保険証の発行が終了し、マイナ保険証が基本となります2。

医療情報取得加算により、適切な情報に基づく診療の在り方を見直し、医療DX推進体制整備加算についてもマイナンバーカードの利用実態を把握し、要件設定を検討しています。

 

具体的な影響と対応策

医療機関はオンライン資格確認等システムを導入し、マイナンバーカードを利用した診療情報の取得・活用体制を整備する必要があります。

電子処方箋や電子カルテ情報共有サービスを活用し、質の高い医療を提供するための体制を確保します。

在宅医療でもマイナンバーカードを活用し、診療情報の活用加算を行います。

これらの取り組みにより、患者への医療サービスの向上が期待されています。

ご不明点があればお知らせください。


医療DX推進体制整備加算

当院では、医療DXを推進するために以下の項目に取り組んでいます。

オンライン請求: 当院ではオンライン請求を行っています。これにより、効率的な請求処理が可能となり、患者さんに迅速な対応を提供できます。

 

オンライン資格確認等システム

診察室で取得した医療情報を閲覧または活用して診療できる体制を実施しています。これにより、正確な診断と適切な治療を行えます。

マイナ保険証利用の促進: 医療DXを通じて、質の高い医療を提供できるよう、マイナ保険証の利用を促進しています。

これらの取り組みにより、患者さんにより良い医療サービスを提供できることを目指しています。1 ご質問があればお気軽にお聞きください。

 

電子処方箋

電子処方箋は、医師が医薬品を処方するために「薬の種類」や「数量」「服用方法」を記載していた紙の処方箋を電子化したものです。このシステムは、オンライン資格確認等システムをベースにしています。

 

 電子処方箋の仕組みは以下のようになります

(患者さんの同意)患者さんは電子処方箋を選択し、マイナンバーカードや保険証などで本人確認を行います。

医師の登録: 医師や歯科医師は「電子処方箋管理サービス」に処方箋情報を登録します。

 

薬剤師の受け取り

薬剤師は「電子処方箋管理サービス」から処方箋情報を受け取り、調剤を行います。

電子処方箋は、紙の処方箋と比べて紛失や有効期限切れのリスクを軽減し、患者さんに迅速で正確な医療サービスを提供することを目指しています。


医療情報取得加算

当院では、医療DXを推進するために以下の項目に取り組んでいます。

 

オンライン請求

当院ではオンライン請求を行っています。これにより、効率的な請求処理が可能となり、患者さんに迅速な対応を提供できます。

オンライン資格確認等システム: 診察室で取得した医療情報を閲覧または活用して診療できる体制を実施しています。これにより、正確な診断と適切な治療を行えます。

 

マイナ保険証利用の促進

医療DXを通じて、質の高い医療を提供できるよう、マイナ保険証の利用を促進しています。


一般名処方の加算

一般名処方加算は、薬剤の成分をもとにした一般的な名称により処方箋を発行することで、特定の医薬品の供給が不足した場合でも患者さんに必要な医薬品が提供しやすくなる方法です12. 一般名処方加算には、一般名処方加算1と一般名処方加算2の二種類があり、それぞれ対象となる成分・規格や算定方法が異なります。

一般名処方加算1:

対象: 後発医薬品のある全ての医薬品(2品目以上の場合に限る)

診療報酬上の評価の対象となる後発医薬品の全てが対象となります。

処方箋の標準的な記載: 【般】+「一般的名称」+「剤形」+「含量」

例: アトルバスタチンカルシウム水和物 → アトルバスタチン、ジクロフェナクナトリウム → ジクロフェナクNa

一般名処方加算2:

対象: 後発医薬品のある先発医薬品(昭和42年以前に承認・薬価収載された医薬品)

処方箋の標準的な記載は同じです。

一般名処方加算は、医薬品の供給不足に対応するための特例措置として導入され、継続的に評価されています。


明細書発行体制等加算

明細書発行体制等加算は、医療の透明化や患者さんへの情報提供を積極的に推進する観点から、領収書発行の際に個別の診療報酬の算定項目の分かる明細書を発行していることにより、算定される加算です。当院では、使用した薬剤の名称や行われた検査の名称が記載された明細書を発行しております。

また、オンライン資格確認について、薬剤情報や特定健診情報などの診療情報を取得・活用することで、質の高い医療の提供に努めています。


医療法人社団裕一会

道下内科クリニック   

内科・循環器内科・糖尿病内科・内分泌内科                               

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